基本的な考え方

当社グループは環境問題への取り組みが社会的責務のひとつであると認識し、事業活動を通じて温室効果ガスの排出削減、資源循環、有害物質削減などの環境負荷の低減を図り、持続可能な社会の実現に貢献します。

 

■気候変動
当社グループは気候変動・環境問題への取り組みを重要な経営課題として認識しています。2021年には株式会社 afterFIT(当時)と業務提携契約を締結し、当社が保有する不動産及び新規取得する不動産について「再エネ指定非化石証書」が付された実質CO2排出ゼロのグリーン電力の導入を進めており、中期経営計画において保有不動産の全て(テナント都合等により当社主導で切り替えできないものを除く)に導入する予定です。
 

■資源循環
当社グループは循環型社会の実現への貢献も取り組んでいます。事業としては、保有物件ごとの廃棄物処理に関する業務委託契約を通じた廃棄物の適正処理、一部物件における100%リサイクルナイロン糸で作られたカーペットを採用、電子契約の推進などを行っております。また、社内ではペーパータオル削減、マイカップ導入による紙コップ削減、ラベルレスボトルによるプラスチック削減等に取り組んでいます。

 

■有害物質等
当社は主に既存物件のバリューアップを通じた事業を展開していることから、土壌汚染やアスベスト等の汚染物質を循環させないことも重要と考えています。そのため、物件取得に当たっては、土壌汚染リスク等を評価するエンジニアリング・レポートを入手し、原則として環境や人体への影響がない物件を取得しています。

 

■外部認証
当社の子会社であるロードスターインベストメンツ株式会社がアセットマネジメント業務を受託していた『晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーZ』 の8階~11階部分について、2022 年 2 月 7 日付で DBJ Green Building 認証(※1)を取得しました。
また、同社の受託物件であった『プライム高輪ゲートウェイ』について、2023 年9月14日付でCASBEE不動産評価認証(※2)のSランク(最上位)を取得しました。
また、当社はS&P/JPXカーボン・エフィシェント指数(※3)へ選定されています。

 

※1 DBJ Green Building認証とは、「環境・社会への配慮」がなされた不動産とその不動産を所有・運営する事業者を支援する取り組みとして、株式会社日本政策投資銀行が創設した認証制度です。対象不動産は、ESG に基づく 5つの視点「建物の環境性能」「危機に対する対応力」「ステークホルダーとの協働」「多様性・周辺環境への配慮」「テナント利用者の快適性」からサステナビリティについて評価されます。
※2 CASBEEとは、建築物の環境に対する様々な側面を客観的に評価するために、一般社団法人日本サステナブル建築協会が研究・開発したツールです。CASBEE不動産評価認証は、竣工後1年以上の運用実績を有し、CASBBE-不動産で評価された建築物についての評価内容を審査し、的確であることを第三者機関が認証する制度です。
※3 S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数とは、世界最大級の独立系指数会社であるS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスと日本取引所グループがESGのうちE(環境)に着目し共同で開発した株価指数で、TOPIX(東証株価指数)の構成銘柄を対象に、環境情報の開示状況、炭素効率性(売上高当たり炭素排出量)の水準に着目して、構成銘柄のウエイトを決定する指数です。


■サステナブルローン
当社グループのサステナビリティへの取り組みをご評価いただき、複数の銀行からサステナブルローンを調達した実績があります。